TUBEアルバム2005「TUBE」勝手きままなレビュー ~破れたBlue Jeans(2005/08/12)
ギターとボーカルのセッションで始まり、終わるアップテンポな曲。
ノリ重視とも取れるナンバーだが、内容は「がんばれ励まし系」ではないだろうか。
こんな歳になってきてしまうと、きっと、昔持っていた夢もいつのまにか消えうせ、今の生活の流れに乗るだけになってしまっている。だからこそ、まだ間に合うこの時期に、夢を抱いて熱くなれたあの頃をもう一度取り戻しそうというメッセージが込められている。
ある意味では、トラック4のsummer walkerにも似たところがあるのかもしれない。
あの夏…明日がどうなるかもわからない、だけどそんな事も気にせずに突っ走っていた若かりし頃の勢いを思い出して、これからまた歩んでいこうということだろう。
今、スーツのような決まりきった格好をして、型にはまった生活をしているけれども、そんなものは捨てて、昔の破れたジーンズをはいていたときのような気持ちを思い出して、もう一度がんばろう。そんなメッセージが伝わってくる。
人間、歳をとってくると、自然と自分の価値観や経験に固執する傾向がある。その中にあっては、物事に対して好奇心を起こしたり、新たな事に挑戦したくなるようなことが少なくなってくるだろう。それでも、自分の中のYes Noという物差しをはっきり持ちつつも、新たな明日へチャレンジしていこうというところにまで感じ取れる。
…ここまでは過大解釈かもしれないが、もっとバックグラウンドには大きなものが存在しているような、そんなことまでも感じさせるナンバーになっている。
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