ドコモ702i特集~F702iD(2006/02/02)
702iシリーズ中、最も高機能な端末に位置づけられる。FeliCaを搭載し、おサイフケータイとして利用でき、トルカも利用可能で、さらにモバイルSuicaにも対応している。ソフトのベースがF902iとなっており、iアプリの仕様も500KBまで対応している。アプリの仕様についてはまだ未確認なので不明であるが、恐らく、902iと同様のプロファイルではないかと期待している。
実際、富士通製端末の象徴ともなってきた指紋認証機能も健在で、セキュリティ重視派にはもってこいの端末である。F702iDには、「ICカードロック解除予約」という新機能が搭載される。これは、指定した時間帯のみICカード機能を有効にできる機能である。常時利用可能にしていると、万が一の紛失や盗難の時にも心配だというニーズに応えたものだろう。
F702iDは、D702iと共に外部メモリーに対応していない。そのため、音楽再生機能は搭載されない。バックアップは、同梱のUSBメモリーを用いてPCへ直接転送する形になる。
PCの利用頻度は以前に比べて上がってきたとはいえ、PCと携帯を接続して何かをする…といった、携帯電話だけでは操作が完結しない作業に関してはまだ少し敷居が高いような気がする。どれだけ一般ユーザーに受け入れられていくかといったところだろうか。
これは、au春モデルの、PCと連携した総合音楽サービスであるLismoの普及にも関係してくると読むが、いかがなものか。
ハードウェア的には、筐体の厚みが少し気になる。どちらかというと、テンキー側がかなりの厚みをもってしまったのだが、これは多機能であるが故なのか。しかし、ほぼ同機能であるF902iの厚みを考えると、物理的な要因だけではないような気がする。
天板は、車のボンネットのように美しく弯曲した形になっていて、新鮮だ。しかも、今回のカラーは「白」に注目したい。色にもこだわりがあるようで、本当の純白を追求しているようだ。
702という型番ながら、F902iを踏襲した機能を搭載する。大雑把な話をすると、外部メモリー、音楽再生、プッシュトークのないF902iというところになってくる。実勢価格がどの辺で出てくるかわからないが、F902iよりも安価であり、前述の機能が不要なら「買い」ではないだろうか。モチロン、デザインが気に入った人も「買い」だ。何せもともと、デザインケータイですから。
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