902iS特集~F902iS(2006/05/21)
今回のFはずいぶんスリムになり、厚さが20mmを切った。F902iから比べると、かなり薄くなったように感じるだろう。
そして、デザインも一新して、新しい顔になった。背面には小さな液晶画面と、ラウンドイルミネーションパネルというタッチセンサーがついており、ボーダフォンの804Nと同じような「閉じたまま操作できる音楽携帯」である。
また、富士通製端末おなじみとなっている指紋認証も健在。F902iSでは、指紋センサーが筐体下部に移動し、これも「閉じたまま」操作できるようになっている。
また、音楽関連機能では、今回発表された端末群の中で唯一、WMAファイルが再生できるようになっている。WindowsユーザーにはおなじみであるWindows Media Playerに取り込んであるWMA型式のファイルがそのまま転送できる。しかも、プレイリストもそのまま転送できるようなので、Windows Media Playerで自分の音楽ライブラリを構築している人には朗報だろう。
また、指紋認証機能が強化され、従来は指紋ではじかれても暗証番号で解除することができたが、F902iSでは指紋のみの認証にすることができるので、よりセキュリティが強固になったと言えるだろう。
さらに、Fシリーズとしては初のフルブラウザを搭載した。提携しているDと足並みがそろった形になるが、D902iSに搭載されているフルブラウザと同じかどうかは現時点では定かではない。D902iSと同様のブラッシュアップであるが、文字入力では英数変換ができるようになった。見た感じ、D902iSと同じような操作系だと推測できる。D902iSと同様の機能として、メールの圏内自動送信機能がついている。圏外で作成して保存したメールを、圏内に入ったときに自動的に送信する機能である。
F902iSは一見、今までの富士通製端末とは思えないデザインであるが、指紋認証をはじめてとして、諸機能は確実に進化している。また、902iSシリーズでドコモが強調している「音楽」機能も、WMA対応という飛び道具を持って登場する。この点も含めて、今までよりも魅力的になった端末といえるだろう。音楽機能重視派は、要チェックな端末である。
| 固定リンク
コメント