プリペイドの有効期限は無期限に!?(2006/06/26)
海外(ドイツ)の記事であるが、こんなニュースが掲載されていた。
なんと、プリペイドの有効期限を設定しているのは無効として提訴していた裁判で、有効期限は無期限とすべきとの判決が出たのだ。
今後、連邦最高裁での審議に移ることが予想されるが、これが確定してしまうと携帯業界に与える影響は大きいだろう。
特に海外では、日本のようにポストペイ方式ではなく、プリペイド方式での携帯電話利用率が高い。今回の判決が出たのも、そのような文化的な背景もあるのかもしれないが、プリペイドカードの有効期限が無期限になったことで、キャリアは新たな対応を迫られそうだ。
さてさて、この流れが日本にもやってくるのか?
auに比べてプリペイドを積極的に展開しているボーダフォンだが、こちらも有効期限は確かに60日と設定されている。今回の海外の例と比較すると短いが、それでも3000円で60日ならば、単純計算で月々の維持費は1500円(まるまるを通話料として利用可)となる。キャリア側から見てみると、携帯電話は実際に通話やメールを使わなくても位置情報登録などで基地局と通信をしており、それなりにコストがかかっているはずだ。キャリア関係者ではないため、そのコストはいかがなものか分からない。しかし、ただ一ついえるのは、プリペイドが無期限に有効となってしまうと、着信専用で使い続けることも可能になり、キャリア側としてもプリペイド端末利用者からは利益を上げることができなくなる。特に定額サービスを展開しているボーダフォンにとっては大きな問題になってくるのではないだろうか。
…プリペイドもLOVE定額の相手にできるのだから。
※初出でボーダフォンプリペイドの有効期限が180日となっていましたが、これは60日間の利用有効期限後の電話番号有効期間のことでした。お詫びして訂正いたします。
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