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ソフトバンクの「ゴールドプラン」は予想外に…(2006/10/24)

23日にソフトバンクが大胆な価格戦略を発表したが、今日はその中のひとつ、ゴールドプランについて考えてみる。

この記事を書いた時点では「新スーパーボーナス」が発表されていないため、その発表内容次第では内容が大幅に変わることも考えられるので、その点もご留意の上、お読みいただきたい。

このプランは、月額9600円の無料通信分なしプランで、ソフトバンク携帯電話宛メール(電話番号でのSMSおよびMMS。ただしe-mailは除く)が無料になり、ソフトバンク宛の通話が一部時間帯を除いて無料となる。(21時~1時までのソフトバンク携帯への通話が200分を超えたときに超過分30秒ごとに21円)
しかし、他社あての通話料やメール、パケット通信料等は標準的なプランとほぼ同等の扱いによるので、ゴールドプランは「ソフトバンク携帯との通話、メール」に限ってメリットがあるプランと思ってもらったほうが一番わかりやすいだろう。
そして、ゴールドプランは新スーパーボーナス加入が必須になっており、さらに家族割引/継続割引において以下のような大幅な割引率が適用される。参考までに、ドコモとauの家族割引+年間契約割引を適用した場合の割引率も共に示す。

061024_4

どうだろう、ゴールドプランは今までにない70%という大幅な割引が受けられるのだ。

…しかし、ここでだまされてはいけない。
このゴールドプラン、基本料が大きく割り引かれる反面、通話料が高く設定されている。
他社携帯電話・PHS・固定電話へは15.75円(平日深夜)~30.45円(土日祝日昼間)が30秒ごとにかかってしまう。

この料金水準のプランを他社から選ぶとなると…
ドコモ:タイプSS
au:プランSS   共に月額3780円 通話料終日21円/30秒
であり、各社の最安料金プランと同等の通話料設定となっている。
逆に言えば、本来は他社の最安料金プランが9600円という価格に設定され、さらに大幅な割引を適用することで割安感を生み出しているのだ。

ここで、3社のプランの月額基本使用料と、契約年数の関係をグラフにしてみよう。

0610242_2

すると、通話料水準は同程度(むしろゴールドプランの方が高いが…)であるのに、毎月の基本使用料はこれだけの差がついてしまう。11年超えで70%引きと大々的に宣伝してオトク感を煽っていても、実際の基本料金は他社の方が安い。

「でも、ゴールドプランはソフトバンク携帯への通話やメールが定額だから比較にならないじゃないか」
確かにそうだ。
このグラフで示されている差額を埋めるだけの利用があるかどうか、その視点でゴールドプランを評価してもらいたい。

例えば、最も割引率の高い11年目で比較すると、ゴールドプランが990円高い。しかし、他2社のプランには無料通信分1050円が含まれており、実質2000円程度の差額が発生している。
これを埋めるには、ゴールドプランのユーザーがソフトバンク携帯あての通話に換算して50分程度を必要とする。
ところが、もう少し厳密に考えると、もう一つ上のプラン、ドコモではタイプS(月額4830円、11年目は2415円)、auではプランS(月額4935円、11年目は2467円)が、ゴールドプランの11年目の料金と最も比較になるところで、この水準のプランであれば、ゴールドプランでソフトバンク携帯あての通話に換算して70分程度がペイラインとなってくる。しかも、ここで注意したいのが、ソフトバンク以外の相手との通話料金だ。前述の通り、ソフトバンク以外の相手との通話は他社の同水準の料金プランに比べて割高に設定されている。
つまり、いくらソフトバンク携帯あてに通話をしたからといって、他社あてに通話していたのでは料金は逆に割高になってしまうのである。

現状ではシェア20%を割っているソフトバンク携帯あての通話が各ユーザーにおいて実際にどれだけの割合を占めているかは定かではないが、それほど多くはないというのが正直なところだ。

大幅な基本料の割引を提示してあたかもトクをしていかのように見せかけているが、実際は各社最低料金プランと同等もしくは割高な通話料が設定されていることに注意しなければいけない。ポイントは、ソフトバンク携帯電話あての通話、メールをどれだけするかにかかっている。そのポイントを押さえておかないと、結局他社あての通話やメールが多くなり、割高になってしまったということになりかねない。
じっくり検討の上、選択していただきたい。

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コメント

ぶらっと記事が目に止まり立ち寄りました。

本文にありましたけど、ソフトバンクが無料と謳っている{メール}ってSMSのみで、主で使うだろうEメールのほうはパケット料金かかります。

ソフトバンクは本来SMS無料と告知すべきところを意図的にメールとしてユーザに誤解を与えようとしているのですかね~~。

悪徳商法みたい・・・。

ではでは。

投稿: xxx ヨシ xxx | 2006/10/25 12:12

ヨシさん
そうなんです、他社携帯やPC宛のメールは無料の対象外となっており、その違いについては「注」に小さく書いてあるだけで、発表会のスライドを見ただけでは全てのメールが無料であるかのように受け取れてしまうので、いささか問題がありますよね。
記事の該当箇所の表現が誤解を招きそうだったので少し修正しました。実質、ソフトバンク宛のSMS、MMSのみです。

明日、予想外の発表を店頭で行うとのことですので、その内容も要チェックですね(^^ )

投稿: まる@管理人 | 2006/10/25 22:59

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