« ドコモが純減(2006/12/07) | トップページ | 広告に総務省から行政指導(2006/12/12) »

Yahoo!!ケータイは?(2006/12/08)

11月の契約者数を6万以上も増やしたソフトバンク。
MNP開始時の混乱も一段落し、新料金体系が一通り浸透してきたものと思われる。…しかし、まだ自分は納得していないのだが、これだけのユーザーが24ヶ月の端末縛りによる割賦契約体系でも端末を購入するのだろうかと。
よーく考えてみると、「普通に」使うユーザーではないユーザーがソフトバンクを契約しているのだろうか…と思えるようなところが見受けられる。
いずれにしても、6万の純増を果たしてソフトバンクは快調にスタートを切ることができて、一ユーザーとしても嬉しいことではあるのだが、あるデータを見ると意外なことに気づく。

「S!ベーシックパック契約者数」→3600人の純減

これだ。回線の契約自体は6万以上の純増なのだが、S!ベーシックパック、いわゆるi-modeやEZwebなどのインターネットサービスの契約者数は逆に減ってしまっているのだ。ケータイwatchでは、
『11月には大口の法人契約を獲得したことで純増数アップに繋がったがS!ベーシックパックを伴わないものだった。また2Gから3Gへ移行するユーザーでS!ベーシックパックを契約しない場合があること、プリペイドの有効期間延長などが、純増にもかかわらずYahoo!ケータイの純減になったのではないか』
と報道している。

以前、ワンクリックでS!ベーシックパックを契約できることの問題点を書いたが、このような施策をしてまでS!ベーシックパックを契約させたかったのは、インターネットサービスの契約を伴わない純増が起こっていたからのようだ。
しかも、2006年9月1日に改定したプリペイド携帯の有効期間延長措置によって、電話番号有効期間が従来の180日から360日へと大幅に延長された。これは、契約者数のカウントという面から考えると、自動的に180日で失効するユーザーが360日へ伸びたために、さらに半年間契約者数のカウントに入れられる。短期的ではあるが契約者数の水増しが可能になるのである。

また、もう一つ、ゴールドプランはソフトバンク同士の通話とメールが定額という特徴をもっているが、これが逆に2台目需要を掘り起こし、定額の範囲内で通話(and/or SMS)だけを利用するまさに「月額2900円ユーザー」が一定数存在するのではないだろうか。ソフトバンクの回線を追加することによる投資額を相殺できるほどの通話をしているユーザーにとってはソフトバンクの施策は確かにありがたい存在だろう。
ソフトバンクの目論見としては、ゴールドプランに様々なオプション(スーパーボーナス加入時にいろいろとつけられる数ヶ月無料のオプション。最終的にはパケットし放題を使ってもらいたいのではないだろうか)をつけて儲けを生み出すモデルを想定していると考えられるが、このようなユーザーが増えてしまっては思うように利益が生み出せない。定額の通話はソフトバンク、他の通話やパケット通信等は他社で…となってしまうと、激安ラーメン屋がトッピングで儲けたいところを、客にラーメンだけ注文されて、しかもトッピングを持参されてしまっているようなものだ。
12月の年末商戦の動きも見逃せない。

|

« ドコモが純減(2006/12/07) | トップページ | 広告に総務省から行政指導(2006/12/12) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Yahoo!!ケータイは?(2006/12/08):

« ドコモが純減(2006/12/07) | トップページ | 広告に総務省から行政指導(2006/12/12) »