E5系はやぶさ グランクラス初日乗車レポ~設備編~(2011/03/05)
座席の紹介といきましょう。
2+1列のシート配置ですが、上の写真を見てもわかるように、大柄のシートが車内に鎮座しています。
グリーン車の座席とは比較にならないくらいの座席幅とシートピッチが確保されています。
シートは中心部にパンチ加工を施しています。
今日はまだ新車というだけあって、新車独特の匂いがしました。これがまたいいですね。
座席のアームレスト付近には、グランクラスの車内メニューのリーフが置かれています。
なお、隣の人とは透明な目隠しで区分けされており、背もたれに寄りかかった時は隣の人の顔が見えないようになっています。そういう意味では、1列席のA席でなくても、人の目がそれほど気になるということもないと思います。
…ただ、「人の目」という意味では、アテンダントが気を配っているので、そういう「目」は常時ありますが(^_^;)
個人的に気に入ったのがこのヘッドレスト。
可動式なのはモチロンのこと、感触が程良い柔らかさで、これも従来のグリーン車とは趣を異にするもので、特に45度のリクライニングをしたときに、頭にかかる荷重を良く受け止めてくれるので、とても快適でした。
グランクラスの車両は、航空機のように荷物スペースが閉鎖できるような構造になっていますので、車内の見た目も非常にスマート。
そして、落し物がないように、上部に凹面の反射シートが張ってあるのも細かい配慮ですね。
個々の座席は、バックシェルタイプとなりリクライニングをしても後ろに影響がないようになっています。
実は仙台まで夜行バスで現地入りしたのですが、前の人がリクライニングすると空間がホントになくなってしまうんですね。ところがこのタイプなら、リクライニングをしようと占有空間は変わりません。
上級の空間設計としてとてもよくできていると思います。
ちなみに、座席の間のスペースにはグランクラスの案内、情報誌、アメニティ(スリッパ)が入っています。スリッパは持ち帰りが可能です。
意外にも、スリッパは寝台特急のA個室に備え付けのような薄いものではなく、それなりのクオリティがあります。
なお、座席のリクライニングなどは全て電動になっており、手元のコントローラーで操作することができます。
一括でまとめて動かすこともできますし、脚、腰、背の部分をそれぞれ個別に調整することもできます。誰でも快適な位置に設定することができるでしょう。
コントローラーの反対側には小さいテーブルがあり、その下側に100Vコンセントとアテンダントコールランプが設置されています。読書灯も設置されており、ハード面としては申し分のないレベルであると言えるでしょう。
なお、妻面方向の内装は木目調を基本とした落ち着いた雰囲気です。
電光板は他の車両と同等の内容が流れています。
次の記事では、もうひとつのトピック、車内サービスについて見てみることにしましょう。
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